私は日本語入力ソフトの「単語登録」という機能を、気が狂ったほど使っています。なのですが、その機能だけでは物足りないことも多々あるんですよねー。そこで登場するのがPharaseExpress(フレーズ・エクスプレス)という文字入力の最強ツールです。
HTMLの入力、メールの文言、署名・・・パソコンを使っている間、しょっちゅう同じ内容の入力を繰り返していませんか?
そんなときに大活躍するツール「PharaseExpress」。もうびっくりするくらい、高速入力ができるようになります。例えば、ブログ記事作成のとき↓

タイピングがどんなに速くなっても、かないっこないレベルです。
目次
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PharaseExpressとは?ざっくり説明
PharaseExpressはスニペットツールと呼ばれるものです。スニペットツールとは、いわば、「定型文をズバッ!と入力する辞書ツール」。簡単に言うと、日本語入力ソフトの「単語登録」を更にパワーアップさせたものです。
windowsにデフォルトで実装されている「Microsoft IME」や「Google日本語入力」などの一般的な辞書ツールとは一味違います。
例えば、基本として、日本語IMEの単語登録よりもこんなにすっごい利点があります。
- 10万文字の超長文でも登録できる
- 改行も反映される
- 半角文字で起動できる(つまり英語を英語で呼び出せる)
- どのソフトで使える
ちょちょっと入力するだけでズバッ!と出力されていますね。こんな長めのコードを一気にだせるのもすごいんですが、なんといっても出力後のカーソル位置。これがオイシイですよね。すぐに次の入力へ移れているのが見てとれるでしょう。ブログ記事作成にも超有効です。
こういう長い文章やコードって、テンプレートとしてメモ帳とかに保存することって多いですよね。それでも別に良いと思いますが、PharaseExpressなら、「テンプレートのメモ帳を探す」→「メモ帳を開く」→「テキストを全選択&コピー」→「貼り付け」の動作が簡略化できます。
有料・無料問わずたくさんのスニペットツールがありますが、PharaseExpressは商用利用でない限り、無料で使い続けることができるんです。なんて素晴らしい。
ただし、あまりにも多機能です。存在は超有名なのに、使いこなせないイメージがわいて敬遠されがちな、ちょっとかわいそうな一面をもったコでもあります。なので・・
ここでは、必要最低限の設定方法と使い方のみを紹介します。
注意点
ただ、このPharaseExpressですが、MS-IMEとかATOKでは入力がうまくいきません。
なので、私は長年愛用していたATOKを止め、PharaseExpressを併用できるGoogle日本語入力を使うようになりました。
ATOKを捨ててでも使いたいほど魅力のあるツールがPharaseExpressなんです。(もちろんGoogle日本語入力のおかげ)。
※2013年にATOKに直接電話で問い合わせて聞いたら対応していないとの回答でした。そのあと、改善されているかどうかはわかりません。
注意点2
ちなみに全角文字での登録は上手くいかないため、全部「konnakanji;」のように半角アルファベットで登録します。
PharaseExpressのダウンロード方法
まず下のリンク先からポータブルエディション(Portable Edition)のほうをダウンロード。口述しますが、「PharaseExpressフォルダー」ごと持ち歩けばどんな環境でも、自分が登録した定型文を呼び出せるのでおすすめです。
PharaseExpressダウンロードページに行きます。
★リンク先のダウンロード場所★

一方、「Download Client」はインストール版。こちらは基本的に「インストールした機器内のみ」で利用できます。
いつでも呼び出せる場所に設置する
ダウンロードしたzipフォルダーを展開すると、「PharaseExpress」フォルダーが現れます。このフォルダーが、先に挙げていた【持ち歩けるデータ】になります。

↓ 解凍後のフォルダ

この「PharaseExpress」フォルダーを上の画像のように、自分のPC上の好きな場所に移動します。ダウンロードフォルダーに置いたままでもいいんですが、間違って消してしまわない場所に移動しておく、ということです。
ダウンロードしたものを解凍
ダウンロードした圧縮フォルダ「PharaseExpress_USB.zip」を解凍します。

これをお好きな場所に移動しましょう。私はクラウドのDropboxの中に入れています。

PharaseExpressを起動
解凍後のフォルダ「PharaseExpress_USB」を開き、「pharaseexpress.exe」を起動させましょう。

なんかウィンドウが出現しますのでYesをクリックしましょう。
※「Don’t show again」にチェックを入れる

内容をすっ飛ばしましたが、こんな文章が書かれています。
your default locale is set to a language that is not supported by the hraseExpres text prediction feature.
would you like to disable the text prediction feature(Recommended)?
簡単な和訳に直すと…..。
日本語訳:あなたの初期設定はPharaseExpressの文字予測機能にサポートされていません。文字予測機能を無効にしますか(推奨)?
もし、こんなウィンドウが出てきたら、アクセスを許可するをクリックします。

※「プライベートネットワーク」にチェック
出なければ、気にせずそのまま進めてください。
インジゲーターを確認
PharaseExpressを実行すると、「吹き出し君」がタスクバーのココに現れるので、右クリック→「Edit phrases」を選択します。

※タスクバーからは「Edit phrases」ができないので注意する
※タスクバーに「PharaseExpress」のアイコンが出ていれば、現在起動中ということ。ここにアイコンが出ているということは、裏でこっそりと動いているということです。
スタートアップに登録
このPharaseExpressを使うには、パソコンのスイッチを入れるたびに、「pharaseexpress.exe」をクリックして起動しないといけません。
でもそんな面倒なことをしなくても、「スタートアップに「pharaseexpress.exe」へのショートカットを登録しておくと、PCの電源を入れるとともに、「PharaseExpress」も立ち上がってくれますよ♪
PharaseExpressに定型文を登録
インジゲーターにある「PharaseExpress」を右クリック→「Edit phrases」を選択

そのままどんどん定型文を登録していってもいいんですが、用途に合わせてフォルダー分けしておくと整理されるのでおすすめ。というわけで「New Folder」をクリック。

フォルダーに任意の名前を付けたら、そのフォルダーが選択された状態で「New Phrase」をクリック。

登録したい単語や文章を入力します。改行も反映されますので、そのまま出したい文章を入れてください。

「Description」に入れる名前は、データを管理するためだけなので、自分でわかる名前なら何でもOK!
呼び出す文字を入力します。

半角英語で登録
全角(日本語)で登録するとうまく変換されません。なので、登録は半角英語で入力します。
最後に「;」を入れる
私はフレーズの最後に「;」を入れると、PharaseExpressが起動するようにルールを決めています。「;」を使っているのは押しやすい位置にあるのと、英単語に「;」を含むものがないからです。
「Execute immediately」を選択
この「Execute immediately」は「即座に実行」という意味です。これを選択することで「;」を入れた瞬間に変換されるようになります。
引き金の文字は重複させない
登録した文章を呼び出す「引き金の文字」は重複しないようにしましょう。同じ文字で複数の登録を行うと「選択」という作業が発生し、効率が悪いので。
完成しました!TeraPadのような適当なメモ帳を開いてください。

ほら、アニメーションで見ると、「dragonball」を入力して、「;」を入力した瞬間に変換されています。なので「;」は見えないですね。
もともと、英語圏の人が文字入力を楽にするために開発されたツールです。ほら、日本語は元々「ローマ字入力」→「変換」という工程が必要な言語なので「変換」になれています。でも英語圏では、普通は変換しないんですね。なので、日本語のキーボードでいうところの引き金のSpaceの代わりが「;」に当たるわけです。
HotkeyまたはAutotextを登録
もうここが最後です。「何を入力したときにPharase Contentを出力するか」を設定します。
どっちを選んでもOK。例えば、【Hotkey】で「Crtl」+「Alt」+「/」を押したら出力!とか。

【Autotext】で「;」→「.」と順に入力したら出力!とか

こんな感じで自由に設定できます。考え方は普通の辞書ツールと一緒。簡単ですね。じゃあこの調子でどんどん登録していきましょう。最後に「OK」をクリックして確定させます。

マクロ機能を登録
HTMLなどの定型文登録をすると、記事作成がものすごく捗ります。PharaseExpressには、【マクロ】と呼ばれる自動で操作してくれる機能があるので、そいつを存分に利用しましょう。
例えば、「リンクを新しいタブで開く」HTMLコードなら….

こんな感じで登録します。青色に反転している部分がマクロ。上の画像注釈のとおりですが、「{#insertclipboard}」は「たった今クリップボードにコピーしているものをペーストする。」「{#cursor}」は「最終的にカーソルをこの位置で待機させる」という意味。
まあ、言葉にするほうが難しいくらいです。つまりこういうこと。

「<>a」と入力したら、あらかじめコピーしておいたURLが「#insertclipboard」の場所にペーストされ、カーソルが勝手に「#cursor」の場所で待機してくれています。で、改めて文字リンクトしてURLを手動でペーストしている、という様子です。
と思えたあなたなら、「あのコードも登録すればめっちゃ捗る・・ああ、あれもこれも・・・」なんてもう想像が始まっていると思います。便利でしょ?
ちなみにマクロは設定も楽勝です。挿入したい位置にカーソルを合わせた状態で、こんな感じで選べばOK。

以上となります。お疲れ様でした。
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